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未分類 2011.07.30 (土)
今日は2カ月に1度の定例会「抗がん剤の副作用」に付いての講演を溝渕先生をお招きして開設しました。
定例会の日
抗がん剤とはそれ自体ががんを殺す能力を持ったものであり,投与方法としては点滴や静脈注射,経口投与の他に患部へ直接投与する方法もあります。
 これらは作用するはたらきによりいくつかの種類に分類されますが,基本的にはがん細胞が細胞分裂を行う時に作用し,がん細胞のDNAの合成や複製を阻止することで,がん細胞を死滅させるというはたらきをもっています。
がん細胞は際限なく増殖を繰り返す細胞なので,正常細胞よりも抗がん剤の作用を受けやすいと言えます。しかし,この細胞分裂は正常細胞でもおこなわれ,正常細胞もこの影響から逃れることはできません。 
この治療は静脈への投与により,血流と共に全身をめぐるため,全身にちらばったがん,手術が不可能ながん,白血病や悪性リンパ腫などの血液のがんの全身療法として使用されますが,放射線療法や手術療法の併用療法として,また,術前や術後に転移しているがんを縮小させる目的で使用される場合もあります。

 抗がん剤投与に関しては,その目標として(1)がんの治癒 (2)治癒ができない場合の延命 (3)症状の緩和の3つに大別することができますが,治療法もそれぞれの目的によって異なってきます。

抗がん剤にはほとんど副作用が見られます。この副作用は個人差が大きく,同じ種類,同じ投与量でも,その副作用が現れる程度はまちまちです。
抗がん剤は正常細胞にもダメージを与え,その結果,副作用が起こるのです。正常細胞の中でも特に細胞分裂のさかんな部位ではよりダメージを受けます。
脱毛や口内炎,下痢,おう吐がよく副作用として見られるのも,これらの毛根細胞や口腔粘膜,消化管粘膜は細胞分裂がさかんなためです。
また,白血球の減少や貧血なども副作用としてよく見られますが,これは骨髄にあるすべての血球のもとになる造血幹細胞が傷つき,白血球や赤血球が産生されなくなるためです。(骨髄抑制)
近年,吐き気に対しては制吐剤が,白血球の減少にはG-CSF製剤が開発され,成果をあげています。このG-CSF製剤の使用により,抗がん剤投与による白血球減少のために,次の投与まで3週間あけなければならなかったものが2週間ですむようになりました。
などの話をして頂きました。
そして・・・・
数年前に京都に住む、若い胃がんの患者さんから相談を受けました。
当時はとても声にも力がなく、がんになったこと、これからの治療の事、そして将来の事と大きな悩みをたくさん抱えていました。
その若い患者さんが「医師から治癒した」と言われたと嬉しそうにお礼を言いに母親と共に京都から訪ねて来てくれました。
顔は笑顔で一杯です。
彼女も辛い副作用に耐えてのこの日の喜びです。
今夜はきつと美味しい土佐料理を食べて、親子水入らずの夜を過ごしていることでしょう

 





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